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職場の中の差別チェックリスト |
5つ以上 | : | あなたの職場の差別はあまりにもひどすぎます。その職場は、反社会的です。 |
3〜4つ | : | あなたの職場にはまだ根強い差別があり、労働者の権利が著しく侵害されています。 |
1〜2つ | : | あなたの職場では労働者の権利はかなり守られていますが、認めがたい差別があります。 |
ところで、上の14項目は日本共産党員やその支持者への差別をやめさせるため、40年もの長期にわたって、石川島播磨重工業と闘い、裁判に訴えて、勝利和解した労働者たちが、会社と「やってはならない差別の事例」14項目として取り交わしたものです。
石播愛知工場では、会社が日本共産党員や支持者とみなした労働者を徹底して排除するため「ZC(ゼロ・コミュニスト)計画管理名簿」を極秘裏に作成しました。その名簿に載ると、どんなに優れた技能をもっていても仕事をとりあげられ、10年以上も"隔離部屋"に押し込められ、忘年会や冠婚葬祭にも呼ばれませんでした。 会社のねらいは、労働条件の改善をめざして活動している日本共産党員への差別をテコに労働者支配を強め、無法なリストラをすすめることでした。1986年11月から一カ月半で、3人に1人が職場を追われ、会社はその後もリストラを繰り返し、2000人を超える労働者がいた愛知工場は、いまでは600人に激減しています。 このように労働条件の改善などのため努力している活動家や日本共産党員にたいする、会社の差別は、決して他人事ではありません。石播の例は、それが働くもの全体への攻撃の先がけであり、自らの身に降りかかる問題となることを証明しています。 差別裁判の原告とその支持者たちはいま「一切の差別をなくし、職場に自由を回復してこそ、石播の再生はできる」と決意を新たにしています。 (2005年1月6日付「しんぶん赤旗」に載った記事を基に、引用し、一部を作り変えました。) |