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職場の中の差別チェックリストみんなでささえあう職場
次の14項目のうちいくつが、あなたの職場に当てはまりますか。

女性であることを理由に、補助的な業務を続けさせ、資格や賃金を低く抑える。
思想、支持政党、労働組合活動およびインフォーマル(秘密労務)組織の活動への協力度を理由に、仕事、資格、賃金などで格差をつける。
合理的な理由がなく、本人の意思に反して、仕事を取り上げる、極端に少なくする、席や執務場所を隔離する。
仕事上のミスや行き違いを口実に、みなの前で大声で非難・罵倒する。始末書・反省文を要求する。つるしあげる。私的制裁を加えるなど精神的・肉体的苦痛を与える。
合理的な理由がなく、仕事や安全衛生などの教育・研修・社内公開講座などを受けさせない、またこれらの開催や募集を知らせない。
合理的な理由がなく、会社の福利厚生制度の利用を制限または拒否する。
会社行事、職場行事および日常の職場の交友において、特定の従業員を無視、嫌がらせ、排除を行う。またはこれを働きかける。
合理的な理由がなく、会社体育文化会所属サークルへの入会を拒否する、退会を求める。
「話をすると同じに見られるから損だよ」などの忠告・助言という形であっても、結果的に特定の従業員とのあいさつ・対話・交友を、監視・制限・妨害する。
香典、祝い金、餞別などを集めない、知らせないなど特定の従業員を職場内の冠婚葬祭から排除する。
就業時間中にインフォーマル組織の活動や会議を行う。またはこのために施設使用や外出などの便宜をはかる。。
特定の従業員が配布するビラなどを受け取らないように働きかける。
新入社員教育などで、労働組合活動に関し特定の従業員や団体を非難し、またはビラなどの受け取り拒否などの非協力を教唆する。
思想、支持政党、労働組合活動の傾向、インフォーマル組織の活動への協力度、居住地での活動、家族の活動、および私病歴などを調査する。またこれらをリスク・マネジメントの対象にする。またこれらを目的にした教育を行う。

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採点と評価 チェックがついた数はいくつありましたか。

5つ以上あなたの職場の差別はあまりにもひどすぎます。その職場は、反社会的です。
3〜4つあなたの職場にはまだ根強い差別があり、労働者の権利が著しく侵害されています。
1〜2つあなたの職場では労働者の権利はかなり守られていますが、認めがたい差別があります。

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ところで、上の14項目は日本共産党員やその支持者への差別をやめさせるため、40年もの長期にわたって、石川島播磨重工業と闘い、裁判に訴えて、勝利和解した労働者たちが、会社と「やってはならない差別の事例」14項目として取り交わしたものです。

石播愛知工場では、会社が日本共産党員や支持者とみなした労働者を徹底して排除するため「ZC(ゼロ・コミュニスト)計画管理名簿」を極秘裏に作成しました。その名簿に載ると、どんなに優れた技能をもっていても仕事をとりあげられ、10年以上も"隔離部屋"に押し込められ、忘年会や冠婚葬祭にも呼ばれませんでした。

会社のねらいは、労働条件の改善をめざして活動している日本共産党員への差別をテコに労働者支配を強め、無法なリストラをすすめることでした。1986年11月から一カ月半で、3人に1人が職場を追われ、会社はその後もリストラを繰り返し、2000人を超える労働者がいた愛知工場は、いまでは600人に激減しています。

このように労働条件の改善などのため努力している活動家や日本共産党員にたいする、会社の差別は、決して他人事ではありません。石播の例は、それが働くもの全体への攻撃の先がけであり、自らの身に降りかかる問題となることを証明しています。

差別裁判の原告とその支持者たちはいま「一切の差別をなくし、職場に自由を回復してこそ、石播の再生はできる」と決意を新たにしています。

(2005年1月6日付「しんぶん赤旗」に載った記事を基に、引用し、一部を作り変えました。)

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