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「九条の会」の大切さ |
今は大切な時です。
雨のなかを親と子供が歩いている。大きな傘と小さな傘がふれあう光景は何とも微笑ましい。ところが、傘が防空頭巾に変わったらどうなるだろう。
「九条の会」が発足して2年がたち、憲法を守ろうとする「会」の数が五千百を超えてスクラムを組んでいます。
「赤旗」は高校生が芝居で九条を演じる、大学の法科教授がギターを弾きながら講演するなど、多彩な運動が全国に広まっていることを載せています。 公明党をはじめ自民党はもちろん、民主党まで含めて憲法の改悪勢力です。憲法を守るためには憲法を守るという1点で国民一人ひとりが手をつないで「憲法を守るのだ」と意思表示するしかありません。 「九条の会」の発起人の一人は、将来の日本に「徴兵制」まで狙っているだろうと言います。徴兵制となれば身近に戦争と対面します。銃弾に貫かれて身体が吹っ飛び、引き裂かれる姿を見たくはありません。火焔に呑まれて黒こげになっている兵士、子どもを想像するだけで書く手が震えます。 日本を平和な社会かそれとも戦争に巻き込まれる社会にするのか、選択の大切なときです。平和を守るには勇気が必要です。勇気を棄てたら相手の思うつぼです。九条に支えられた平和な社会をしっかりと守り、家族との団らん、友達との楽しい時間、自分の優しい時間を大切にしましょう。 勇気をだして「九条の会」に入り、憲法を守る国民の一人になってはどうでしょうか。会員になれば、いままで遠いところにあった憲法が間近にせまります。街角で知り合いにあったとき憲法のことが話題にできます。駅のプラットホームで電車の待ち時間に『日本国憲法』をちらっと開いてみることもできます。さらに、憲法を家庭の中に持ち込み家族と話し合うようになればなにより素晴らしいことです。 |