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職場の動き



人間らしく働ける社会こそ
工場岸壁

『会社は事故の原因を個人のせいにするのを止めろ!!』宣言
5月8日に起こった加古川製鉄所のボイラー爆発事故について、会社は加古川市など対外的には「想定外の原因によって起こった事故」と説明しています。この説明の本心を言いかえると「信じられない」事故だった、もっと言うなら「一切会社のせいではない」事故だった、という意味になります。
その一方で、社内にはこの事故で亡くなった人が「危険な場所に立ち入ったため事故にあった」と、まるで事故にあった人自身が悪かったような話が流れています。こんなことが許せますか?会社は現場の声をよく聞き原因を解明し、公表する社会的責任があります。

会社が責任逃れや、事故の原因をうやむやにしたり、個人のせいにするのを止めなければ、同じような事故がまた起こり犠牲が出ます。どこの会社でも事故が起こったら異口同音に「社員の教育、意識改革を再度徹底します」と言います。しかし、今、会社に問われ、会社がなすべきことはこういうことではありません。事故を起こした背景にある会社自身の施策や方針、労働安全環境、設備状況など事故の本当の原因についてタブーを設けずに、真剣に明らかにし、これを改める、これが会社の側の『自己責任』です。

今、世の中に盛んに流されている『個人責任』『自己責任』は、何でも個人のせいにし、体制や組織の責任を逃れるためのものです。何でも個人のせいにする風潮は、私達の生活の中にも結構浸透しています。JR福知山線の事故は運転士のせい、家のリフォーム詐欺は騙される方が悪い、少し前では、イラクで人質になったのは、危険な場所に立ち入った本人が悪い、などなど。
しかし、今こそ、こんな風潮とは決別すべきです。二度と同じような事故を起こさないために、事故が個人のせいにされないようにするために。そして、私達の命と体や、大切なものを守り抜く『人間としての責任』を果たすために。

会社に自ら『自己責任』を果たす『能力』がないのなら、私達がサポートしなければなりません。まずはみんなで声を上げることから始めましょう。『会社は事故の原因を個人のせいにするのを止めろ!!』『事故の原因となった会社の施策や方針を明らかにせよ!!』と。

 今後、このホームページでは、働くものの命を守るため、事故の原因を個人のせいにするような風潮とたたかい、事故の本当の原因を究明していくことを宣言します。これは私達の決意です。みなさんどうかご協力、応援ください。

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